パリで働く女性たちのリアル 〜独身編〜

男女同権が進み、女性の就労率が高いといわれるパリで働く女性たちのリアルに迫ります。


◆Profile◆
Chloé Bruhat(@chloebruhat)/ドキュメンタリー映像作家・フォトグラファー/20代


Q1:あなたの仕事について教えて。

「フリーランスのファッションフォトグラファーです。洋服、ジュエリー、皮革製品などのブランド広告や、フランス発のラグジュアリーなハイブランドのリセールを取り扱うサイトVestiaire Collective(ヴェスティエール・コレクティブ)のが主なクライアント。 またディレクターとして、個人プロジェクトのドキュメンタリー映画『HLM et vieilles dentelles』がフランスの映画祭で評価され、2019年にフランス3大放送局のひとつFR3で放送される予定です。」


Q2:現在の職を選んだのはなぜ?

「昔から書くことが好きで、大学ではジャーナリズムを専攻しました。 幼少期から空想を描き、頭の中でイメージを創る作業を練習していたように思います。ドキュメンタリーは事実を伝えるジャーナリズムと、イメージを具現化するという両方の面を掛け合わせられる、良い方法だと思いました。ファッションの写真撮影は、偶然声が掛かったことから始まっています。この2つの仕事は非常に異なっている反面、相補的でもあります。」 


Q3:基本的な勤務時間、残業のありなし、バケーションの期間などは?

「フリーランスなので定時はなく、必要な時には週末も働きます。 私は個人事業主なので、『フルタイム』の仕事に責任を持ち、管理することが重要です。」


Q4:パリは働く女性にとってどんな場所?

「世界中から人が集まる場所で出会いも仕事も多いから、私にとって活動の幅を広げ、仕事を発展させていくために不可欠な場所。」


Q5:あなたの人生にとって仕事をどのようにとらえている?

「私は自分で仕事を選んでいるので、仕事をすることが喜びです。 もしやりたくない仕事をやり続けていたら、私のパーソナルな面にも悪影響を与え、人生がつまらなく感じてしまうと思う。」


Q6:将来結婚や出産をしたとしたら、仕事への取り組み方やモチベーションは変わると思う?

「今は独身で子供もいませんが、将来結婚するとしても、結婚は仕事とは関係ありませんし、全く影響しないと思います。 でも出産は違います。仕事は続けるしモチベーションは下がらない(むしろ上がるかもしれない)けれど、今よりもスケジュールを調整して、子どもと過ごす時間を持てるようにすると思います。」 


Q7:女性であることで、『ガラスの天井』を感じた経験はある?

「女性であることで発展できない、進化できないと感じたことはありません。今も女性であることが壁には感じていません。」

Q8:仕事やプライベートで落ち込んだ時は、何をする?

「一度立ち止まって、休暇を取ります。」 


Q9:今現在抱える悩みはある?それはどんなこと?

「悩みというほどではないけれど、時には好きなものが一体何なのか見えなくなる時があります。そういう時は、本質的に何を目指し、何を生み出したいのか、立ち止まって初心に帰る時間を必要としている時なのです。私は動きすぎてしまうので、少し足を止め、休憩をとる方法を知る必要がありますね。」 


Q10:10年後あなたはどうなっていると思う?

「パリを離れ、人生の休息を取っているかもしれません。フランス国内の他都市か、外国か、まだ全く検討はつきませんが。」


Q11:生きる上でのモットーは?

「不可能なことはない」



《編集後記》
結婚と仕事はまったくの別軸、仕事の喜びがプライベートや人生にも影響を与える、というクロエさんの言葉は『男女平等』が進むフランスで生まれ育ったからこそ、当たり前のこととして出てきた考え方。どのステージにいる女性も活躍できる仕事環境、働き方を選択できる環境が日本にも早く浸透しますように...!(by Sakiko from Tokyo)



パリで働く女性たちのリアル 第1回目はこちらから


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