あなたはなぜその国へ? 〜パリ編〜
美容大国フランスで、日本の美容ブランドを広めているKeiko Suyamaさん。
大学卒業後、夢を抱えてパリに移住し在住18年目を迎える。現在では、フランスの美容業界で名の知れた存在である彼女は、そもそもなぜフランスへ?
◆Profile◆
Keiko Suyama(@keikosuyama_paris)/Dessigns 代表・コンサルタント/40代 移住国:フランス/18年
Q1:その国に移ろうと決めたきっかけは?
「ファッションと美容の発信地の中心で仕事をしたいと思ったから。」
Q2:移住後、どんな仕事をどのようにしている?
「ファッションブランドを立ち上げブランドディレクターとして8年、その後は美容とファッションのコンサルタントとして10年仕事をしています。現在は特に日本の美容ブランドをヨーロッパに紹介し、デパートやセレクトショップへ取引を繋げる仕事や、美容ブランドを作るコンサルをメインにしています。」
Q3:移住前の自分にアドバイスできるなら、どんな言葉をかける?
「日本は単一民族の島国のため、物事の考え方が一つに限られて行き詰まることがあるけれど、世界は広く民族や人種によって考え方が違い、彼らと接することによって小さな悩みは晴れることがある。」
Q4:移住の決め手となった一番の動機と移住の方法は?
「インターナショナルなビジネスの世界で仕事をしたい、という思いから。移住は大学を卒業して半年間資金を貯めてから移住しました。」
Q5:移住前と後、最もギャップを感じたことは?
「フランス人は意外と言い訳をする人が多く、謝ることができない国民風土。ただし短時間の労働(週35時間労働制が義務付けられている。雇用者がそれ以上の時間働かせることは原則禁止)で成果を出すため、生産性はとても高い国民だと思います。」
Q6:実際移住してから見出した、その国の魅力とは?
「時間と自由があること。天気が良いとカフェのテラスに集まり友達と集まっておしゃべりをする。そんなゆったりとした時間がとても贅沢です。」
Q7:その国に住んでて「正直これはキツイ...」と感じることは?
「物事がすんなり進むことがあまりなく、全て交渉しなければならないこと。」
Q8:日本にもあったらいいのに、と思うその国の魅力的なサービスは?
「バカンスを3週間〜1ヶ月取るということ。ゆっくり休み家族との時間を持つことでストレスが解消され、その後の生産性がかなり高まるため。」
Q9:フランスの会社と仕事をした経験の中で、日本の会社と最も違う点は?
「物事を決定するスピード感が違います。日本では決定までにステップが多いですが、フランスは担当者が即決定することが多くスピーディーに物事が進みます。」
Q10:海外をベースにリモートで働くといったワークスタイルをどう思う?また、フランス語だけでなく、英語も堪能な須山さんがパリを選ぶ理由は?
「弊社の場合は事務所勤務のスタッフとは別に、ミッション毎に契約スタッフを抱えています。リモートワークでもこまめなコミュニケーションが取れれば問題ありません。パリを選ぶ理由は、どの都市にも短時間で移動できることです。ロンドンやミラノなどは日帰りで出張できるのも魅力的です。」
Q11:その国に住んだり働くにはどんなビザが必要?
「ビジタービザ、就労ビザ、商業ビザ。」
Q12:その国で働くのに必要な心構えと、身につけたいスキルは?
「強い意志、強い心、相手を許し尊敬する心。フランス語。」
Q13:その国で、日本人の強みを活かしたおすすめの職業は?
「パタンナー、シェフ、コーディネーター。」
Q14:あなたは10年後どこで何をしている?
「パリでファッションと美容を含むライフスタイルのお店をやっていると思います。」
Q15:海外に移住したい、海外で働きたい人に向けて一言声をかけるとしたら?
「大きな挑戦ですが、無限の可能性があります。日本人としての誇りを忘れずに。」
Q16:landerの働き方やチームつくりをどう思う?
「インターナショナルでとても面白いと思います。」
Q17:あなたのモットー(座右の銘のようなもの)は?
「ロックに生きる (笑)。」
《編集後記》
同じパリ在住のKeikoさんは、会う度に最新の美容情報を提供してくれるだけでなく、ファッションや食にも精通していて、常にアンテナを張り巡らせている女性という印象。美容について1聞けば100返ってくるくらい知識が豊富で、『スペシャリティを極める』ってこういうことだと感じます。フリーランスにとって強みを生かしたスペシャリティは重要で、怠けず磨き続ける努力が必要だなと、Keikoさんから学びました。(by ELIE from Paris)
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