パリジェンヌのリアル〜独身編〜
男女同権が進むフランスで働く女性は、どんな”自分らしい”働き方生き方をしている?
今回は、パリで生まれ育った生粋のパリジェンヌ、マンさんのリアルな声を聞くことに。
◆Profile◆
Man(マン)/度量衡のエンジニア/20代
Q1:あなたの仕事について教えて。
「IS9001(国際標準化機構による品質マネジメントシステムに関する規格の総称)に沿って、会社の製品と雇用者が要件を満たしているかをを監視したりルールを取り決めたり、時には国際標準化機構にも参加し新たな基準を生み出す仕事ような仕事です。普段の働き方は、オフィスのパソコンの前で、資料作成をしています。」
Q2:現在の職を選んだのはなぜ?
「大学に入ってからこの仕事について知り、いくつかの企業内研修などを経てこのポジションを希望して今の会社に入りました。組織化させたり、資料を作る作業が好きなので選びました。」
Q3:基本的な勤務時間、残業のありなし、バケーションの期間などは?
「フランスの労働法通り、週35時間労働。基本は平日9時〜17時勤務です。バケーションは夏と冬にそれぞれ約1ヶ月程度。」
Q4:育児休暇はある?どれはどんなもの?
「申請をすれば必ずあるけれど、詳しくは知りません。」
Q5:パリは働く女性にとってどんな場所?
「パリは個人(フリーランス)も企業にもチャンスがたくさんある街だと思います。フランス国内だけでなく、世界中から人が集まる多様性に富んだ場所だから。」
Q6:あなたの人生にとって仕事をどのようにとらえている?
「プライベートと仕事は切り離して考えています。仕事は生きる上で生活に必要で、社会の中で生きるための学びの場でもあります。仕事は自分の性格に合っているということが一番大切。」
Q7:将来結婚や出産をしたとしたら、仕事への取り組み方やモチベーションは変わると思う?
「今は未婚で子供もいませんが、何も変わらないと思います。既婚者・子持ちであることが、仕事において弊害にもならないと思います。」
Q8:女性であることで、『ガラスの天井』を感じた経験はある?
「感じたことがありませんし、周りで聞いたこともありません。職種によって違うかもしれませんが。」
Q9:仕事やプライベートで落ち込んだ時は、何をする?
「落ち込んだ時は普段よりもネガティブになってしまうため、思考回路を変えるために、スポーツなどで体を動かしてリフレッシュしたり、何か目的を持って外に出かけるなど、頭の中をクリーンすることを心がけます。」
Q10:今現在抱える悩みはある?それはどんなこと?
「幸いなことに、今は特に悩みはありません。」
Q11:10年後あなたはどうなっていると思う?
「一日一日を大切にして、生活を楽しんでいるといいなと思います。明日何が起こるか分からない(むしろ今夜死んでしまう可能性だってある)ので、日々の生活を味わいながら変化を楽しみたいです。」
Q12:生きる上でのモットーは?
「Don't worry, be happy !」
《編集後記》
「仕事とプライベートを切り離して考えている」というのは、オンとオフの切り替えをハッキリさせるフランスらしさだなと感じます。仕事は短時間で集中的に行い、長いバカンスは仕事を忘れて存分に楽しむ。フリーランスは全く別ですが、会社勤めのフランス人はマンさんのような考え方が基本で、仕事仲間とプライベートで会う事は少なく、バカンス中に仕事のメールを返す事もないようです。プラベートを楽しむために、短時間で効率的に仕事をこなすスキルは、ぜひとも学びたい。(by ELIE from Paris)
0コメント