ここが私のターニングポイント #9 春井里絵

身近な人のターニングポイントをご紹介する本企画。今回は昨年自身のジュエリーブランド『リーフェ』を立ち上げた、春井里絵さん。渡米・渡仏を経験し、人との出会いや仕事での経験など、自身の人生をジュエリーに投影する春井さんのターニングポイントを伺いました。
◆Profile◆
春井里絵(@riefejewellery_official)/ジュエリーデザイナー/30代
拠点:東京

Q1:あなたの人生の『ターニングポイント』は何歳頃?
「17歳(単身渡米)と、21歳(元クロムハーツのジュエリーデザイナーとの出会い)。」

Q2:『ターニングポイント』となった出来事をできる限り具体的に教えてください。
「スケートボード好きが高じて17歳で渡米してL.A.に住み、自分が何をして生きて行きたいのかを探していたところ、友人を通して元「クロムハーツ」のジュエリーデザイナー、ギヨーム・パジョレックに出会ったのがきっかけです。絵を描き、小さな彫刻の様なジュエリーを作る才能溢れる彼を見て、幼い頃は将来絵描きになりたいとボンヤリ思っていた事を思い出しました。フランス出身の彼はジュエリーに魅了され、アメリカのGIA*に進学。卒業後、アメリカでジュエリーデザイナーとして活躍する彼の姿を見て、ジュエリーデザイナーの道を志すようになりました。」
*GIA:宝石学と宝飾品アート分野における企業や会社へ宝石教育を提供し貢献する非営利の宝石研究機関。

Q3:その後現在に至るまで、どのような道を歩んできた?
「日本のGIAでGGとデザイン科を卒業しました。その後パリへ渡り、ジュエリー製作専門学校BJOでジュエリーデザインを学びました。帰国後、国内ブランドのデザイナーを経て独立し、フリーランスのデザイナーとして某大手企業海外ブランドのジュエリー製作を手掛けてきました。2018年、ジュエリーブランド『リーフェ』を設立し今に至ります。」
Q4:『ターニングポイント』で感じた不安、恐怖、悲しみをどのように乗り換えた?
「ジュエリーデザイナーと一言で言っても、何を得意とし、どんなデザイナーになるかは人それぞれです。私は自分のブランドを立ち上げたいとずっと思っていたのですが、学校を出て直ぐにブランドを立ち上げる力もなく、インハウスデザイナーやフリーランスデザイナーとして働きました。当時はブランド立ち上げという目標に近づいているのかが見えなくて焦りと不安もありましたが、実は日々沢山のことを学んでいる事に気付きました。今はそれらの経験がとても役に立っており、とても感謝しています。目的を見失わなければ無駄は無いと知りました。」

Q5:何をきっかけにその事に気付いた?
「あらゆる場面で気付かされる機会がありました。クライアントに対しては、彼らが求める事を超えていかなければいけませんが、外れ過ぎても採用されなかったりします。当時学んだ事は、クライアントが求めている事と、自分がやりたい事をいかにバランス良く表現するか。また、ジュエリーではなくアクセサリーやプロダクトを製作する際、使用した事の無い素材を使った経験はジュエリー以外の物も作ることができる、自分の強みとなりました。」
Q6:『ターニングポイント』を機に、キャリアアップするために必要な要素とは何だと思いますか?
「『逆算』だと思います。自分自身がせっかちな関西人だからかも知れませんが、いつもまずは何をしたいかを決め、その目的地から今居るところを逆算してみます。私の場合は自分のブランドを立ち上げる事がまずはじめの目的だったので、ジュエリー学校に行って直ぐに力をつける為に日本のジュエリー会社でデザイナーとして働き、フリーランスになってこつこつブランド立ち上げ資金を貯める事で力をつけようと思いました。」

Q7:『ターニングポイント』を過ぎ、最も得た学びとは?
「好きな事で生きていく為に何をすれば良いかを考え行動する、そして人との出会いを大切にすることが重要だということです。」


lander laboはクリエイティブカンパニーLanderが運営しています。
lander laboに関する各種お問い合わせはLanderのHPのCONTACTフォームからご連絡ください。

lander labo

リモートワーク × 女性 × セカイ 世界各国で暮らしたり旅しながら映画や広告の第一線で活躍できるのはなぜ⁉️ 女性たちが世界中からリモートワークで働くクリエイティブカンパニーLander Incの働き方を紐解くことで今を生きる女性へ自分らしくあるヒントを届けるコミュニティ型メディアです。

0コメント

  • 1000 / 1000